初めて挑戦するフルマラソン完走トレーニング

私は55歳になる年で初めてフルマラソンに挑戦しました。

目標は参加する以上、「完走」です。

しかし私は中学、高校時代、運動に所属していましたが、走るのは大嫌いでした。

運動部の練習で「根性鍛えるぞ」的な強制された走りばかりやってきたのが、走るのがきらいだった大きな理由だと思います。

そんなトラウマをかかえたまま年をとったので、「自分は走るのがきらいだ」「苦手だ」という意識から離れることができません。

それでもフルマラソンにチャレンジしようというのですから、それも55歳で初めて、かなり無謀な挑戦だったと思います。

ここで「完走」の定義をしておきます。

フルマラソンの距離42.195kmを、一度も歩かないでずっと走り続けるのが「完走」ですが、最初の挑戦ではいささかハードルが高いと感じました。

そこで私は「制限時間内にフィニッシュする」ことを「完走」の定義とし、目標に定めたのです。

例えば、32km走って残り10kmを歩いても、制限時間内にゴールできるなら、「完走」であり、目標達成になると。

そこで計算が登場します。

仮に時速5kmのペースで歩くと、最後の10kmを歩くのに2時間必要です。ということは、32kmだけ走るとしてもそれを4時間で走り切らなければならないということになります。しかも32km走ったあとに10kn歩ける余力も残しておこなければなりません。

そもそもそれまでいっぺんに20km以上走ったことのない私にとってかなりチャレンジングなハードルに感じました。

しかも20km走ったあとは、「もう一歩も動けません」状態になり立っている事すらできませんでした。

私の初フルマラソン挑戦完走プロジェクトのトレーニング計画は、まずこんな状態からスタートしたのです。