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■赤坂離宮コース(9)鮫河橋坂
------------------------------------------------------------------------------------------- 学習院初等科前交差点から迎賓館に沿って南に下る坂道を鮫河橋坂(さめがはしざか)と呼びます。 坂の最下部は江戸時代初期は、周囲から沸き出す水によって沼地でした。 江戸城外堀工事で余った土で埋め立てられ町になりましたが、そこに鮫河橋という橋が架かっていたことからこのあたり一帯を「鮫河橋(さめがはし)」と呼んでいたようです。 鮫河橋は江戸時代は私娼の町、 江戸時代後期〜明治には貧民が集まるスラム街 だったそうです。 江戸から明治にかけて紀州藩江戸屋敷〜赤坂剛用地だった土地の正面がそんな町だったというのは興味深い話しですね。 現在「鮫河橋」という地名は残っていませんが、 坂の途中にある皇居警察の門が「鮫ガ橋門」となっています。 | ||||||||||||||||||
学習院初等科前の交差点を左折し、迎賓館の塀に沿って走ります。 ここは下り坂になっていて仮称「鮫河橋坂」と呼ばれています。 交差点を曲がるとすぐ港区になります。 | ||||||||||||||||||
迎賓館の屁に沿って坂を下ります。 | ||||||||||||||||||
坂が左にカーブするところで迎賓館西門が見えてきます。 | ||||||||||||||||||
これが西門です。東門と比べると簡素な門です。 素朴な疑問ですが 迎賓館の東門、正門、西門はどういうときに使い分けてるのでしょうか? | ||||||||||||||||||
迎賓館西門の植え込みです。 ちょうどこの地下を首都高速4号線と中央線が通っています。 | ||||||||||||||||||
さらに迎賓館の塀に沿って 鮫河橋坂を下って行きます。 | ||||||||||||||||||
やがて坂の最下部が見えてきました。 鮫河橋坂は最下部でゆるやかに右へカーブしています。 道路の反対前方右側の緑は みなみもと町公園です。 | ||||||||||||||||||
みなみもと町公園は、ビオトープや遊具、多目的広場がある大きな公園です。 トイレや水飲み場、ベンチもあります。 | ||||||||||||||||||
公園の北西の角に 「鮫河橋地名発祥」の碑があります。 地名の由来には ・雨(さめ)によって河が増水したときに使う橋説 ・さめ馬(白馬)にのった坊主が橋の上で馬から転落した説 ・東京湾からこのあたりまで鮫が遡上した説 などがありますが真相は定かではありません。
「水をせき止めた」 ことから「咳を止める」という土地信仰が生まれ 現在もここに咳とめ神様の社があります。
一方、江戸時代には鮫河橋は「岡場所」としても知られていました。 岡場所というのは「吉原」など公認だった「遊郭」に対し、私娼屋が集まった歓楽街のことを指します。 特に、元禄期に出没するようになった「夜鷹(よたか)」と呼ばれる私娼は、鮫河橋に多く集まったため「鮫河橋夜鷹」と呼ばれました。 さらに、明治時代は、大勢の貧民が暮らすスラム街になりました。
現在のみなみもと町公園周辺の閑静なたたずまいからは想像できない過去ですね。 「鮫河橋」という地名は、現座はどこにも残っていません。 | ||||||||||||||||||
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