どんな健康に気を配って生きても、年をとったとき家族や友人のことを忘れてしまったら、、、 あるいは、自分が誰なのかわからない状態になってしまったら、、、とても寂しいですよね。 もっともアルツハイマー型認知症になってしまったら、寂しいなんて感情もわからないでしょうが。 でも最近の研究では ランニングがアルツハイマー病の予防に効果があることがわかってきたのです。 そればかりか軽度認知障害なら回復の可能性もあるという実験結果も報告されています。 ここでは、そのメカニズムについてご紹介します。
◆アミロイドβ アミロイドβはアルツハイマー病の原因物質とされています。 脳で作り出され数十年かけて脳にたまっていき、脳細胞を破壊します。 つまりこの物質が脳内にたまっていくと、アルツハイマー病を発症するのです。
ですから、アルツハイマー病の予防のためには、 アミロイドβを脳内にためないようにすることが一番肝心です。
◆インスリン分解酵素 インスリン分解酵素は、アミロイドβが脳内にたまらないように分解してくれる酵素です。 インスリン分解酵素が脳内で働いてくれていれば アミロイドβは脳内に蓄積されません。
◆インスリン分解酵素の役割 でも、残念ながら インスリン分解酵素の本業はその名の通り インスリンの分解です。 アミロイドβの分解はあくまでも副業。
本業が忙しいときは、副業であるアミロイドβの分解はしてくれません。 インスリン分解酵素の本業が忙しいと アミロイドβが脳内にたまっていき、脳細胞を破壊します。 一度脳内にたまったアミロイドβは あとでいくらインスリン分解物質が戻ってきてもなくなることはありません。
◆インスリン インスリンは、体内の血糖値を下げる物質です。 大変ありがたい働きですが、いつまでもインスリンが分泌され続けると 身体が低血糖な状態になり危険です。 そこで役目を終えたインスリンを分解する インスリン分解酵素の出番というわけです。
◆血糖値 血糖値が高い人はインスリンが多く分泌されるので インスリン分解酵素も本業で大忙し。 アミロイドβの分解までは手がわまりません。
アミロイドβを分解してもらうためには 本業がヒマな状態を作ることです。
つまり血糖値が低い状態です。
◆ランニング ランニングの運動によって血糖を消費します。 またランニングよって出来る筋肉は、食事で増加した血糖を処理します。 さらに肥満の人はインスリンの効き目を弱くする物質が出るので、インスリンが大量に分泌されます。 ランニングによって肥満体でなくなれば、インスリン分解酵素も本業がヒマになり アミロイドβをせっせと分解してくれます。
まとめると
ランニングによってインスリンが分泌されにくい体質になると インスリン分解酵素がヒマになり アミロイドβを分解するので アルツハイマー病の予防になるということです。
これが最新の研究で明らかになったランニングがアルツハイマー病の予防の効くメカニズムです。 | ||||||
| 皇居1周ランニング|神宮外苑ジョギングコース|代々木公園ジョギングコース|駒沢公園ジョギングコース|井の頭公園ランニングコース|長沼公園でトレイルランニング|多摩川ランニングコース|浅川ランニングコース|スポ婚・イベント|ランニング関連ニュース|お台場ランニング | ||