ランニングは

●ランニングは脳にいい〜走って脳値からアップ

走ると心肺機能や脚力が高まるだけでなく、脳の機能もアップすることが証明されています。

つまりランニングは脳にいいのです。

では走ると脳のどんな機能がアップするのでしょか?

またどんな走り方が脳にいいのでしょうか?

そのメカニズムを筑波大学人間総合科学研究所・征矢英昭教授の実験とともに紹介しましょう。

・認知機能

 

征矢教授らは2009年、20人の学生を対象に、10分間の運動の前後と、安静にしていた前後に認知機能を測定する実験を行ないました。

運動実験では、最大酸素摂取量の50%の強度で10分間、自転車のペダルをこいだ後、15分間、安静にしました。一方、安静実験では25分間、安静を保ちました。

認知機能の測定に使ったのはストループテストと呼ばれるものです。パソコンの画面に2つの単語を表示し、上に書かれた文字の色と、下の文字の意味が一致しているかどうかを判断してもらいます。

例えば上に青い字で「あか」と書かれています。下の文字は「あか」です。この場合は「異なる」が正解になります。しかし、人間は文字の意味を認識しがちなため、瞬時に意味に惑わされず、正しい色を判断するのは難しいのです。

このテストを25分間の実験前後に課したところ、統計的に運動した後の成績が上がっていました。

運動することで認知機能が向上することが判明したのです。

 

・類推、選択、判断機能

 

征矢教授はさらに実験後に脳の活動がどの領域で高まっているかを測定しました。その結果、運動した後は左脳の前頭前野背外側部(ブロードマンの46野)が活性化してることが分かりました。

この46野は対立した考えを区別したり、現在の行動により未来にどんな結果が出るかを類推したりする作業にかかわっています。

つまり、ここが活性化すると類推、選択、判断の機能が向上します。

軽く走るだけでも効果があるといいます。

 

・注意、集中、メモリー機能

 

46野はまた、注意、集中、メモリー機能にもかかわっています。そのため、活動が低下すると認知症、自閉症、鬱病を患う危険性があります。運動による46野への刺激が認知症などの予防にもなると期待されているのです。

 

・記憶

 

ランニングなどの軽い運動をすると、脳内の海馬が活性化することも分かっています。

海馬は学習、記憶にかかわる部位で、ここが損なわれると、その日にやったことが思い出せなくなります。

ネズミを使った実験ではネズミを運動させると、海馬の神経回路が活性化し、海馬が大きくなることがわかっています。週5回の運動を6週間続けると、新たな神経が生まれ海馬が太り始めます。ここが活性化すると、本能的な欲求が抑制され、認知機能が高まります。

高齢者でも半年〜1年走ると効果が表れます。

 

・運動の強度と脳への刺激

 

運動の強度によって脳の刺激される部分は変わります。最大酸素摂取量の50%〜60%の強度の運動を中強度とすると、それ以下の低強度のランニングで、最も海馬が活性化します。

高い強度でも活性化しますが、すぐに頭打ちとなりその後は効果が落ちてしまいます。

海馬を刺激したいのなら、スロージョギングで十分と言えるでしょう。

前頭前野は中強度のランニングで活性化します。

視床下部も活性化するのでストレスを感じ、疲労感が出る反面、快感を覚えることもあります。

 

・どんな走り方がいいのか?

 

運動をタスク化すると脳の機能が高まらなくなります。

いつも同じ時間に、同じ場所を走っても効果が出にくいということです。

このサイトでは都内のいろいろなランニングコースを紹介していますので、走るルートを変えたり、友人と走る、音楽を聴きながら走るなど、走る環境を変えて脳に新鮮な刺激を与えるようにしましょう。

また持続的運動をすると、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールの血中濃度は、通常、夜、熟睡しているときは低く、朝になると高くなります。それによって脳と体が活性化されるため、「お目覚めホルモン」と言われています。

厳しいトレーニングを長い間続けていると、このホルモンが一日中、だらだら出続け、脳にマイナスの影響を与えてしまいます。

海馬が小さくなり、ぼーっとして元気がなくなります。いわゆる慢性疲労の状態です。

「運動はストレスを引き起こす。それを知っておこないと大変なことになる」と征矢教授は強調します。

ストレスに弱い人は、免疫力や生殖機能が低下したり、脳の機能が落ちて、鬱になったり、認知症のような症状が出るので注意して下さい。

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ランニングと脳の関係

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■低強度のランニング海馬を刺激

認知機能が高まる

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■中強度のランニング46野を刺激

 →集中力、判断力が高まる

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■高強度のランニング視床下部を刺激

 →ストレスを感じ、覚醒する

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