大井陸上競技場 開会式が終って陸上競技場スタジアムの観客席に戻ります。 チームのメンバーとストレッチをしながらおしゃべりしてたら、あっという間にスタートの時間になりました。 各チームの第一走者が陸上競技場トラックのスタート地点に集結しています。 今回のレースでは、第一走者だけ長い距離を走ります。 スタート地点からトラックを1周半走り、それから競技場外のコースに出るのです。 第一走者の走行距離は4.5キロ、第二走者以降は3.2キロです。 大勢のランナーが見守る中、スタートの号砲がスタジアムに響きわたりました。各選手が一斉に走り始めます。思ったより早いペースです。70名以上が参加しているのですが、スタート直後からあまり団子状にならず先頭と最後尾ではけっこうな差が開きます。 でもわたしにはゆっくりレースを観戦しているヒマはありません。わたしは第二走者なのでたすき受け渡しポイントへ移動して走る準備を始めなければならないのです。 たすきの受け渡しポイントはスタート/フィニッシュポイント同じ、観客席から対面側のトラックです。 競技場を横切ってポイントへ移動しました。 すでに大勢の第二走者が集まってストレッチや軽いジョギングをしています。 う〜〜ん、緊張感が高まりますね。 やがてスタジアムに歓声がわきあがったかと思う先頭のランナーがスタジアムに戻ってきました。それに続いて後続のランナーも次々トラックに入ってきます。 わたしのチームの選手はどれくらいの順位で戻ってくるのでしょうか。 早くも最初にスタジアムに戻ってきたランナーは第二走者へたすきを渡しました。遅れて2位、3位のチームもたすきを渡します。そしてたすきを渡し終えたランナーは地面にへたり込みます。よくテレビで見る駅伝競走のたすきリレーの風景と同じです。 そのとき会場のアナウンスがわたしのチームの選手が最終コーナーを回ったことを告げました。 わたしのチームの第一走者は7位で戻ってきたようです。 ああ、これは責任重大だ! たすきを受け取り、わーっという歓声を聞きながらわたしはトラックを走り始めました。 コースはトラックを半周したあとスタジアムの外へ出ます。大井陸上競技場は大きい公園の中にあって、この駅伝大会ではその公園の外周をぐるっと1周走るのです。公園の外周を走るので信号待ちや道路の横断はありません。なるほどこれなら白バイの先導なしでもレースを中断せずに走ることができますね。 そして外周を1周したらまたスタジアムに戻り半周したところで次のランナーにたすきを渡します。 結局、わたしは3人抜きましたが、2人に抜かれたので、順位を1つだけあげるかたちになりました。なんとかチームの足を引っ張らずにすんだようです。 こうして最終ランナーまで次々とたすきをつなぎながら走ってレースは終了しました。 わたしたちのチームの順位は72チーム中14位。 急造の寄せ集めグループとしてはなかなかの好成績だったと思います。 閉会式では、チームごとの表彰の他、区間ごとの順位や早さでも表彰がありました。 初めての駅伝、初めてのメンバーでしたが天候にめぐまれ新年早々大変楽しい経験をすることができました。 みなさんお疲れ様でした。 そしてありがとうございました! |