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ホテルニューオータニ鳥取の外観
鳥取マラソン体験レポート 9

ホテルニューオータニ鳥取

ホテルニューオータニ鳥取は、1975年10月、JR鳥取駅前再開発事業の目玉として開業した高級ホテルです。

同時に開業した鳥取大丸とともに、建物全体の設計を黒川紀章氏が手がけ、現在でも全国から関係者が見学に訪れるほど高い評価を得ています。

設計当初はホテルと大規模店舗が2回の空中回廊で結ばれ、さらに立て替えが計画されていたJR鳥取駅とペデストリアンデッキで繋がる構想でしたが、当時の国鉄と鳥取市の調整が折り合わず幻の計画で終りました。

現在の鳥取駅と駅前再開発地区は地下道で結ばれており、黒川氏が設計したニューオータニと大丸の2階外側部分には、人が歩く事のない回廊がむなしく浮んでいます。

ちなみに、西日本の主要都市では、博多、広島、岡山、三宮、京都、名古屋、静岡、金沢など駅と駅前市街地を結ぶ手段は地下道あるいは地下街が一般的であり、ペデストリアンデッキが発達している街は、小倉、仙台、立川(東京)などごく一部に留まっています。

このあたりの事情はいつか詳しく調べ、また別の機会で公表してみたいと思います。

さて、鳥取空港から駅に向かうバスは、東京便の到着に合わせて1日5便運行されています。

空港から終点の鳥取駅までの所要時間はおよそ20分で、料金は460円です。

鳥取駅前でバスを降りると、バス停のすぐ正面がホテルの入り口でした。道路を横断するだけなので1分もかかりません。

ところがホテルのホームページによると「JR鳥取駅から徒歩3分」と表示されています。これは鳥取駅前広場がむやみに広すぎる為で、確かにJRの改札からだとホテルの入り口まで3分くらいかかりそうです。

駅から一番近くにある建物までそれくらいかかるほど広い駅前広場の存在は、この街の健全な発展を阻害してる可能性があるような気がします。

ホテルのロビー

では、道路を渡って今夜から2泊するホテルニューオータニ鳥取のエントランスをくぐりましょう。

ピカピカの大理石の床が高級感を演出するロビーの右手にフロントデスクがあります。

明日の鳥取マラソン参加者が大勢ロビーでたむろしているかと思いましたが、そのような光景はありませんでした。

チェックイン手続きは簡単に終わり、客室スタッフが荷物とキーを持って部屋まで案内してくれます。

エレベーターの中で2人きりになるとスタッフが

「明日のマラソンに参加されるんですか?」

と尋ねてきました。

なるべく荷物を少なくしたかったわたしは、今すぐにでも走れます!という格好で羽田から飛行機に乗ってやって来たので、まあ誰が見てもそう思うでしょう。

「はい」

「そうですか、がんばって下さい」

インターネットで予約した客室

わたしが予約した部屋はダブルルームで広さは23平米。

ベッドはクイーンサイズで1600mの幅のです。

趣味で来たのにそんな贅沢な!と嫁さんに知られたら怒られそうですが、料金が安いのでまあ大丈夫でしょう(笑)

この時期はローシーズンの扱いだったので、ホテルホームページからインターネットで予約したときの料金は1泊8600円税込みでした。

手配した部屋はダブルルーム

バスルームのアメニティも充実していて、シャワーの水圧もしっかりあります。蛇口を回すとすぐ暖かいお湯になるのも満足です。

トイレはウォシュレットです。

ひとつだけ難点は、窓をあけると隣の大丸の壁がすぐ目の前に迫っていて眺望がないことです。これは安い料金の部屋だったから仕方ないのかもしれませんが、もし行かれる方がいらっしゃったら予約のとき「大丸側ではない部屋」とか「西向きの部屋」とリクエストされたらいいかもしれません。

安い料金で宿泊できてうれしい

では荷物を置いて、夕食をいただきに夜の鳥取の街に繰り出してみましょう。

皇居1周ランニングコース
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